刃傷事件直後の吉良上野介の様子などを伝える史料発見―新資料発見について、たくさんのメディアに取材いただきました


本願寺史料研究所では、このたび「吉良上野介義央・同父若狭守義冬書状および関連記録」の発見を受けて記者発表を行い、テレビ、新聞各社よりたくさんの取材をいただきました。

特に注目をいただいたのが「江戸江遣書状留帳」(えどへつかわすしょじょうとどめちょう)。
これは京都西本願寺が江戸築地御坊(築地本願寺)に宛てて出した書状の控えで、「忠臣蔵」の題材となった、あの赤穂事件にかかわる記事が見つかりました。

ほかにも、本願寺が海辺を築き(後、「築地」と呼ばれる)、寺地とする途上のやりとりを記した書状数点などが発見されました。
いずれも吉良家との密接な関係にあった、本願寺ならではの情報網を活かした内容です。


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これらの新史料については、来年の1月31日に東京(築地本願寺)で、2月21日に京都(西本願寺聞法会館)で「第10回本願寺史料研究所公開講座」を開催し、会場で展示を予定しています。
公開講座は、聴講無料・予約要の先着順となっておりますので、ぜひ皆さまお申込みをよろしくお願いいたします。

第10回本願寺史料研究所公開講座開催のご案内